本日は、少し専門的な話をさせて頂きます。
清掃プロとしてお客様、元請け様との会話の中で、プロらしい会話をするために重要ですので、これを最後まで読みましたらご家族、知人に話をして下さい。
この記事で知識を得る→インプット
誰かに話しをする→アウトプット
上記を繰り返すことにより、自分の言葉でお客様と自然に対話が出来る様になります。
全て受け売りでも良いので知識を得たら、必ずアウトプットの習慣を付けましょう。
上記を習慣付ける事により、あたかも、 自分が、 考え出したかのように(笑)ペラペラと、スラスラとお客様と対話が出来るようになります。
ご自身の、「自信」へとつながる良い方法ですね。
汚れを落とすための洗剤は
「アルカリ」と「酸」を使った洗剤が基本です。プラス「研磨」と考えてよいでしょう。
アルカリ性洗浄剤では汚れの油と水を混ぜあわせるようにして落とします。
その状態を鹸化と言いますが目で見るイメージで言うと、あくまでイメージですが白濁したような乳化した状態に見えます。
この状態は石鹸になったとも言えるのです。主婦が苛性ソーダと油を混ぜて純石鹸を作っていますので興味ある方は検索してみてください。
固形のアルカリ剤は使いにくい、ならば水で溶かして使おう。しかし、水と油ははじいて親和性がないので、その界面に働きかけ、水と油を混じりやすくするのが界面活性剤です。
ご自宅にある食器洗剤や洗濯洗剤の成分表示をご覧になれば界面活性剤、数十%~記載されています。
油脂類、皮脂は冷たい水に溶けにくいので界面活性剤のチカラを借りて親和性を高めている事がわかります。
洗濯洗剤より食器用洗剤の方が界面活性剤の含有率が高いのはこのためです。
酸性洗剤は、汚れを溶解して落とします。ポット洗浄のクエン酸がそうですね。
酸は、食品工場などで、みかんの皮を溶かして缶詰にしたり、ゆで卵の殻を溶かすためにも使われています。
食用酢も酸ですから鯵の南蛮漬けが骨まで柔らかく食べられるのはそう言った理屈からなんです。
掃除の分野では、トイレの尿石取りに威力を発揮します。お風呂の鏡や蛇口周りの、石化した(白くなった)部分除去に使用します。
セメントを使った工事にも必要に応じて酸で表面洗浄を行います。(セメントが強アルカリ性なので中和させるため)土間のタイルを貼ったあとの目地などを希釈した酸で洗浄します。あくぬきと表現されています。
こちらは一般清掃において、ごく限られた場所に使う程度ですのでアルカリ洗浄剤に比べ使用量は、はるかに少ないです。
酸とアルカリと過酸化水素水をお互いにうまく利用すると木部のアク抜きができます。仕事が取れれば稼げます。
もうひとつの研磨は、読んで字のごとし物理的に圧力をかけながらの研磨にて一皮剥いてしまう方法となります。
いわゆる、ゴシゴシ擦るです。もちろん研磨剤も使います。
身近な物として、歯磨き粉、車用のコンパウンド、車のガラス磨きに研磨剤が含まれています。
アリカリ、酸、研磨を基本に清掃を行い、次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターなどの塩素系漂白剤)でカビ落としをします。
ちなみに、酸素系漂白剤の成分は過酸化水素や過炭酸ナトリウムです。過酸化水素水はオキシドールで有名ですね。
余談ですが昔はオキシドールを使って髪の毛を脱色し金髪にしたものです。読者様におかれましても、経験された方もおられるのでは・・(^^)v
これらを知ることにより、高価なカビキラーなど使わなくても18L入の次亜塩素酸ソーダを買えばいいわけです。
私の場合は遮光性のある緑色の容器代1000円、中味1500円で購入しています。容器を返却すれば実質1500円です。
何が違うのかと言うと、カビキラーには増粘土剤が入っていますので鉛直部分に塗布した場合、垂れにくいという性質があります。
私たちが使用する次亜塩素酸ナトリウムは、キッチンハイター等の一般家庭用途より高濃度です。
いかがでしたでしょうか。清掃プロとしての初歩的な知識なのでインプットしたら配偶者や友達にアウトプットしてお覚えておきましょう。
掃除業界でもいがいと知らない人が多いです。
では、冒頭の、「インプット」 「アウトプット」を忘れないで下さいね。
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以下雑談です
え?俺は1人もんだから、話し相手がいねぇよ!?
そういう方は、壁に話しかけて下さいw
将来壁紙クロスを貼るようになると朝から晩まで
壁を向いて1日を終えますので(笑)
この歳になってクロス貼っていると、よく思い出します
ガキの頃、先生に叱られて壁向いて立たされていた頃を。
この歳になってもまた壁かよ・・・(ボソ)