ハウスクリーニング開業前の予備知識

ハウスクリーニング業をはじめるには

ハウスクリーニングと一口に申しましても

在宅清掃、空室清掃、新築引き渡し清掃等と

同じ清掃業でありながら、清掃対象となる物件が異なります。

 

どちらも一長一短がありますので

ご自身の資金面や性格で決めてもよいと思います。

 

営業が苦にならない方であれば、在宅清掃でもじゅうぶんやって行けますが

人と話するのは苦手、初対面の人には緊張してしまうと言うのであれば

空室清掃が向いていると思います。

 

在宅清掃はフランチャイズに多く見られ

フランチャイズ(以下FCと言う)インターネットで

ハウスクリーニングと検索すればあちらこちらに広告があるので

皆さんご存知の通りです。

 

在宅中の住まいにおじゃまして作業しますので

人見知りの激しい方には向いてません。

 

また営業面においても、本部が営業してくれるから大丈夫と言うことはなく

ご自身でも営業活動は必須のようです。

 

空室清掃は、賃貸物件の退去時における原状回復工事の中の

清掃業務ですので、基本的に現場には自分以外はいません。

たま~に、振り返ると居そうな予感がするときがありますが・・・(怖)

 

ターゲットを決める

※個人宅をターゲットにした在宅清掃

※賃貸物件をターゲットにした空室清掃

 

それぞれに集客方法に違いがあり、使用道具や道具数、洗剤の種類も異なってきます。

 

 

集客方法

在宅清掃では、個人を相手に集客するので常時、広告活動が必要になります。

広告量=広告料金?必ず仕事量に比例しない場合もある。

費用対効果を常に意識し、広告活動費のコントロールが必要である。

 

この場合の広告料金は、自分でチラシを作りポスティングをした場合でも

自分でやるのだから、タダと言う考えは間違い。

 

人を賃金で雇ったものとして、勘定に入れて置かなければ経営者として失格です。

 

※特徴:フランチャズ形式に多い(資金、数百万円と月々のロイヤリティー必要)

広告による営業が主となり、仕事量の安定性に欠ける。

 

お客様より依頼を受ける→希望日に仕事を受けることが可能であれば問題はないが

受ける事が出来なければ、他の清掃業者へ仕事は流れる可能性は高い。

 

この辺は自分が電話をし清掃依頼した時

清掃業者の返答次第では他の業者を探す事もあるので推測できる話です。

 

仕事さえコンスタントに取れれば、一番稼げるかも知れません。

 

 

賃貸物件をターゲットにした空室清掃では、不動産業者、建物管理会社と契約が済めば

日常的に仕事は頂けるが、1物件当たりの単価は在宅清掃のキッチン換気扇1つを清掃するよりはるかに安い。

 

しかし、集客のための広告活動や営業は皆無である(資金数万円から開業可、ロイヤリティ等一切無い)

※管理会社によっては何かの名目を付けて売上の1%~数%徴収するところもあります。

 

当サイトのタイトル通り、「低資本で起業する」なら 選択肢は、単価の安い空室清掃となってしまう。

 

一見単価は恐ろしく安く 、見向きもされないと思われがちですが

空室清掃の場合、読んで字のごとく 空室であり、人も家具などもないので仕事はやりやすい。

クレームも在宅清掃に比べるとほとんどありません。(私の場合ですが・・)

 

また在宅の仕事と違い人がいないので、他人に緊張してしまうタイプの方でしたら

誰もいない空室清掃にメリットがあります。

 

納期さえ守れば、常識の範囲内で作業開始と終了時間は自由です。

ここで言う常識の範囲とは、夜間や早朝時の「隣の住人様がお休み中」であると推測される時間で、

アパートの2階では脚立の移動が階下に響くので注意が必要。

 

 

仕事があっての単価

ネットでハウスクリーニング起業、または開業で検索すると 実に多くのフランチャイズ(以下FC)や、広告を目にします。

そして色々と調べた結果、FCでは換気扇一つの清掃で1.5万円~

一方、賃貸物件のワンルーム丸ごと清掃で5千円~、と目にすると思います。

 

これだけを見る限り、借金してでもFCを選択してしまうのが人情かも知れませんが

全ては仕事が実際にあるのか?ないのか?が重要なのであって

目先の机上の空論で書かれた単価に釣られると危険です。

 

 

無知だと単価の評価は出来ない

 

私は壁紙クロスも貼るのですが、例えば壁紙クロスの単価で

1㎡で300円出しますよ。

うちは1㎡で400円出しますよと言う会社があったとします。

しかも、仕事は切れずに毎日あるとした場合。

 

1日50㎡として、差額の100円違えば

1日5000円の差です。

 

毎日の5000円は大きいですよね!

 

何も知らなければ迷わず400円の会社をを選びますが

ところがどっこい、そうは問屋がおろさないのが世の常。

 

知識の豊富なプロでしたら、どんな建物(室内状況)なのかを聞きます。

鉄筋コンクリートのマンションと2×4住宅では壁の材質が違ったり

梁等の凹凸があればあるほど、大いに作業時間に影響するからです。

 

同じ構造物であれば、単価は高い方を素直に選べば良いのですが

構造が違う場合は慎重に選択しないと危険です。

 

また、高所作業の場合も作業がはかどりませんので

知らないで、安い単価で請けてしまったらコンビニのパートタイム以下の

賃金になるかも知れません。

 

なので目先の天ぷらに飛びつくと痛い目に合うというお話です。

 

※掃除で例を書きたかったのですが、現場のきれい汚いはつきものなので

比較しづらいので壁紙クロスの例とさせていただきました。

あえて言うならば、サッシ窓清掃は手間かかります。

シャッターより、雨戸の引き戸タイプも手間かかります。

 

将来性や事業の発展性

FCに加盟した人々は、一生労働者で終わる可能性が高いのと

仕事が薄くてやめる人も少なくないようです。

 

巷のニュースでは、コンビニ経営者は経営者ではなく

本部に雇われている労働者だと騒がれています。

 

簡単にいえば、あなたのお金と、あなたの労働力を利用する商売と言うことです。

FC本部のリスクと加盟店のリスクを比較してみると良くわかると思います。

レバレッジと言う単語を検索して、上記に落とし込んで考えてみて下さい。

 

では、空室清掃業者は、労働者で一生を終えてないのか?

空室清掃業者は、戦略的思考を持った業者ならば

単なる労働者で終わっていない場合が多いです。

 

空室清掃業から、原状回復工事業→管理会社まで

事業発展している元、空室掃除業者はそこそこいます。

 

筆者の回りだけでも、そんな元空室清掃業者が3人(3社)ほどいます。

いち個人清掃業者と管理会社では、別格と言うことくらい、読者様にも理解出来ると思います。

なぜそうなるのかを今後、機会を見てお話をしていきます。

 

2017-09-04 加筆修正を行いました。