窓清掃
基本は水。必要であれば洗剤を使う。
窓枠(木)=サッシ枠を固定し化粧シートを貼ってあるもの。
サッシ枠=アルマイト塗装、粉体塗装をしてあるもの。古い住宅ではアルミそのまんまのプレーンもある。
カーテンレール、サッシ枠、窓ガラス枠、窓ガラス順に作業します。
※暗くなるとガラスが鏡状態となり、ガラス汚れが見えにくくなるため明るいうちにやりましょう。
ガラスに映る俺ってイケメン!とか言ってる場合でもないと思いますしw
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水を汲んだバケツ、雑巾、乾燥布、ケレン、ハケ、ハブラシ、コップ、メラミン
乾いた布、シャンパー、スクイジー、次亜、洗浄スプレー(薄めに希釈)
脚立を用意する。
※洗浄剤を薄めに希釈するのは、サッシ枠のアルミに塗装してある塗装を剥がさないようにするためです。原液で経年劣化の見られるものを塗布すると塗装が剥げるので要注意。
特に白色は経年劣化で塗装が粉っぽく浮いている場合が多々あります。そこに希釈率10倍程度、20倍程度の洗浄剤を吹き付けて雑巾で拭くとズルっと塗装が剥げてしまうので注意が必要です。
窓清掃用として希釈率を薄めにした専用スプレーを用意しておくとよいです。
プロの掃除屋が使うアルカリ洗浄剤は強力な洗浄効果を発揮しますが、反面上記のように素材まで痛めてしまうので、自分なりに希釈を加減して感覚を掴んで下さい。経験値がが物言います。
自動車の塗装を剥がす剥離剤や、床の古いワックスを剥がすのも濃いアルカリと単純に考えれば良いと思います。なので希釈率を考慮した、適材適所的な使い方が必要となります。
洗剤を塗布する清掃対象物によっては、たれ跡が残り見苦しいので下から上にをスプレーすると垂れ染み防止になります。
ユニットバスのベージュ系の壁も、同じようにした方が無難です。垂れ染みが付くと周囲の色に合わせるのが、すごく大変なので覚えておきましょう。
レールの汚れが特にヒドイ場合、雑巾で拭き取る手間を省くため洗剤を多量にスプレーし、湿乾両用のバキュームでレールの汚れを吸い取ります。
雑巾で拭いながらの作業だと雑巾を洗う手間も非常にかかるので汚泥は吸ってしまった方が早いです。
階下に汚水を垂らしては行けない場合やベランダの汚泥、排水口などにも使います。
100円ショップに不織布がありますのでバキュームに溜まった泥水を濾して泥やゴミは袋に入れます。
私の場合は元請けさんとゴミ処理の取り決めしていますので、現場に置いて行きますが、皆様に於かれましては元請けさんとゴミの処理については、しっかりと取り決めをしておいて下さい。
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カーテンレール天端に洗浄剤をスプレーし、雑巾で拭く。(水拭きだけでも汚れが落ちれば可)
汚れが取れない場合は、メラミンでこする。
カーテンレールのランナー(カーテンを引っ掛ける玉)は、ハブラシを用いて汚れを落とし作業終了後、バラバラの状態だと見苦しいので左右どちらかに寄せておく。
右利きの人は右に寄せたほうが作業しやすです。
下記画像参照
※雑巾をランナーの裏側にあてて、前から洗剤をスプレーすると壁紙クロスに洗剤と汚れが付着しません。
パッと見ランナーがキレイならこの工程は無視。
掃除屋は細かいことやりだすと時間が足りなくなりますし、その分水回りに当てて下さい。水回りの清掃は超重要です。
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窓枠に洗浄剤をスプレーし、汚れがヒドイ場合はメラミンを使い雑巾で拭きあげる。
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窓と網戸を片側に寄せ、サッシ枠の上、横、窓、網戸の溝部分を、雑巾、ケレン、刷毛を使用し汚れを取る。(レールは一番最後)
狭い部分はスプレーノズルを調整し、直噴射で強く吹き付け洗い流す。(場合によってはコップに水を入れハケで洗い流す。)
もう片方のサッシ枠も同様に作業します。
これでサッシの金属部分の清掃がレール以外終わりました。
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網戸はシャンパーに水をたっぷり含ませて清掃します。基本的に水だけでも良いですが、室外は排気ガスの油。室内は料理の油などが付着している場合は洗剤を使いましょう。
網戸の網をシャンパーでこすると、少しの間だけ網目が水で詰まった状態になりますこの状態を作り出し洗剤をスプレーすると洗剤が貫通しにくいので効率が良いです。
網戸の水分を拭き取るにはシャンパーをよく振って、水分を飛ばしシャンパーの拭き取り面を変えながら水分を拭き取ります。もしくはブロワーで飛ばします。
シャンパーは、すぐ水を吸ってしまうので水を切りながら作業して下さい。
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室内側ガラス面は水をよく切ったシャンパーで擦り、スクイジーを使って水を切る。この時ガラス面の上下左右の隅に水滴が必ず残ります。放置すると白くなり汚いので、吸湿性の高い乾いた布でガラス面の上下左右廻りをサっと拭く。
掃き出し窓の目隠しガラスに汚水が垂れると、垂れた跡が残りメンドクサイ作業になるのでスクイジーを左から右へと走らせます。スクイジが止まるところで雑巾をあてて汚水を垂らさないようにします。
目隠しガラスが汚くてゴシゴシする必要があるのなら、どうせゴシゴシするんだから垂らしてもいいです。
つまり目隠しガラスがきれいなら触らぬ神に祟りなしで触れないほうが良いと言うことです。
プロの清掃は隅をキッチリ仕上げないと、スッキリ感が出ないので気をつけます。
窓清掃における作業上の注意!
二段脚立の事故が非常に多いです。天板に乗るな!がそうなんですが、どうしても乗る場合は、脚立の脚が開ききっているか確認をする。
次の画像は、特に2階以上の高所となる部分での作業時に気を付けるべき画像です。
身体が窓の外側に出ており、脚立に対しても重心が室内側に蹴っているような状態ですこの状態でバランスを崩すと頭から落下するパターンとなり危険です。
続いて下記の画像は身体が室内に入っていて、身体の重心も脚立に対して垂直で安全です。
※テープ、シール、ペンキの飛沫痕がある場合 ガラス面を必ず濡らし滑りをよくした状態にし、スクレーパーをかける。
スクレーパーの参考動画(youtube)
※目隠しガラスにカビが発生していたら、次亜を塗ってカビを落とす。カビが消えたら、水を流してスクイジーで水を切り、乾いた布で上下左右のガラス面の廻りを拭く。
目隠しガラスは雑巾やタオルで拭いてしまうと、拭き跡がそのまま出てしまうのでガラス面にはそれ以上触れないで乾燥させます。
または、型板ガラスなどの、目隠しガラス清掃にはブロワを使うを参照して下さい。
室外の窓
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室外側のガラス周りは土埃が多いので、シャンパーに多量の水を含ませ、水で洗い流すようなイメージで作業します。
水分が少ない状態で、ガラスやサッシ枠等を擦ると、ザでラついた土埃が研磨剤の代わりになってしまいガラス面を傷めますし、スクイジーで水を切っても、うっすらと汚水の汚れが残ります。
室外はたっぷり水を含ませたシャンパーで流します。あとは室内側と同じ要領。
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室内に戻ります。上記の汚れが下のレール部分に溜まっているので最終工程の掃除をします。
コップに汲んだ水をレールに流しながら、汚れを刷毛で洗い流します。次に雑巾とケレンを使ってレールを拭きあげます。
※2階以上の場合は階下に水がこぼれないように注意すること。
※サッシが乾いた頃、仕上がりを確認すること。
ガラス面は午後の西日が差す頃に確認すると、先ほどまでキレイだったガラス面が、見るも無残に汚いと思うこともしばしば。
窓ガラスは、光の角度で見えなかったものが見えたり、またその逆も多々ありますので、あまり神経質になりすぎないようにして下さい。
ガラス面外側は、清掃後の雨やほこりなどで常に汚れていくので、仕方ない部分でもあります。入居者も普段はカーテンしますし、そこそこでよい分部です。
水切りのスキージーは、TV、最近ではyoutubeにあるようなS字を描くようなパフォーマンスの必要は無く、一般住宅の窓ガラスでしたら上から下へとサッサと縦に2回から3回切って終りです。
よくある指摘箇所を以下画像で説明します。
赤矢印のレール部分のが清掃しにくいポイント。
この窓を持ち上げて、少し外側へずらします。
上記画像ではレールが外側へ脱線しています。
この状態を作り出すと、枠の重なり合う部分の隙間が広くなるので、清掃が容易になります。
ワンポイントのテクニックですがお役に立てれば幸いです。
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ハウスクリーニング空室清掃の方法は、1~7のシリ-ズとなっております。
これから起業する方は参考にして下さい。
より良いものにして行くため随時、見直しや加筆修正、変更があります。
誤字脱字などがありましたらコメント欄にて、指摘してくださると助かります。