塩素系漂白剤を便器清掃に使う理由と注意

トイレ掃除と言えばサンポール!
サンポールと言えば酸性。混ぜるな危険で有名ですね。

 

 

清掃前の便器

清掃前の超汚い便器をアルカリ洗剤と漂白剤を使って掃除する前の写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


もはやトイレ便器掃除はサンポールと言うのが世間では常識となっているようですが世間の常識は非常識とも言える事が少なからずあることもご存知かと思います。

さてトイレ便器掃除にサンポールのような酸性洗剤を使うのが果たしてベターなのか。
真逆の塩素系漂白剤を使ったらどうなのか、と言うのが本日の内容となっています。

結果を先に言うとOKです。

酸性洗剤を使わず、塩素系漂白剤を便器に使うことで、混ぜるな危険が無くなります。
また塩素系漂白剤を使うことで便器の黒ずみや尿石も分解出来ます。

しかも塗布して、私の大好きな放置プレイが出来ます。
作業効率を高め作業時間の短縮につながるので是非お試し下さい。

便器清掃済み

便器内を酸を使わずアリカリ洗剤と次亜塩素酸ナトリウムのみで清掃しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもトイレ室内掃除はアルカリ性洗剤、塩素系漂白剤(除菌のため)または中性洗剤を用い、便器以外の掃除をし、便器の中を酸性洗剤を使用と言うのが通常でしたが
ここで酸と塩素が混ざってしまい、そのガスを吸った事により死亡すると言う事故があったのです。

そのような、ついうっかりリスクを避けるためにもアルカリ性の洗剤オンリー、または塩素系漂白剤を使いましょう。

汚れがひどい場合
便器内の底に沢山尿石がある場合は便器内の水抜きをします。
バケツに10リッターほどの水を汲み、一気に流すと流した水に引っ張られ便器内の水位が下ります。

何のために水位をさげるのかと言うと、水が多いと漂白剤が薄まって効果が落ちるから水位を下げ水の量を減らすと言うことです。

灯油ポンプで抜く方法もありますが、どちらでもかまわないので作業効率の良い方法を選べば良いと思います。

気をつけなければいけないことが洗剤を多量使わない事です。

浄化槽のバクテリアが死んでしまい、浄化槽から異臭が発生します。

これを読んで、あー!建物周辺が臭いのはそう言う理由なのかと思った方もいると思います。

出来るだけトイレ専用の漂白剤を使うのが好ましいですが尿石がヒドイ場合、次亜塩素酸ナトリウムが多い商品を使う事も仕方ないですが、浄化槽に負荷がかかるのでこの辺を理解した上で使うべきです。

一時ハウスメーカーさんより、アルカリ性洗剤を使うなと言う指示が来たこともありましたが現実的にそうも言っていられない状況もあり現在は黙認されています。

話はそれましたが、ここに塩素系漂白剤を投入し、必要に応じてトイレットペーパーを尿石に張り付くよう配置します。


そのまま放置して他の作業に移ります。
乾燥と日光は漂白効果が低下するので便器のフタがあれば閉じておきましょう。

浸け置きに関して当ブログ内に、「清掃前の段取り編」がありますので参照ください。

 

汚れがさほど気にならない場合は水抜きをせず

そのまんま塩素系漂白剤を適当量便器内に投入してください。

なにより漂白剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムの除菌効果と尿石分解と感染症対策も出来て、一石三鳥です。

たまに便器掃除でブラシを勧めているサイトを見かけますが、洗面所の鏡に歯磨き粉が跳ねた跡を見た経験があるようにブラシ類は跳ねます。

コロナのニュース等でご存知かと思いますが男性が立ってオシッコした場合、便器内の菌の飛散が1メートル以上飛びます。

と言うことはブラシ類の便器使用は避ける方が賢明と思うのが自然です。

 

※※くれぐれもサンポール(酸性)やハイターやブリーチ等の塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を混ぜないで下さい!成分表示をしっかり確認して事故のないよう気を付けてください。

その危険性を回避するために洗剤はアルカリ性統一でもよいのではとの思いで本記事は書いています。

 

以下余談ですが

独立開業希望の方で実際の現場を見てみたい、私と話しがして見たい方は月末頃は横浜の栄区にいる予定です。

1時間ほどでしたら構わないので現場にいらして下さい。

もちろん金品の要求とか一切しませんし純粋に人助けの気持ちです。

ではまた!