ハウスクリーニング空室清掃の方法4(キッチン)

キッチン清掃

用意するもの

ゴム手袋、バケツ、雑巾、金たわし、ブラシ、メラミンスポンジ、ケレン、絶縁手袋(ビニール)や靴(底が厚い靴など)

 

シンク排水口周辺のパーツと換気扇ファンは、ハウスクリーニング空室清掃の方法2「浸け置き出来るものは浸けておく」を実行しているものとします。

 

作業前の安全対策

感電防止

レンジフード型換気扇の場合、フードにスイッチがあります。作業中洗剤がスイッチへ浸透しフードの金属に漏電する危険性があります。感電防止のため換気扇のコンセントやブレーカーの電源を切る。または身体を絶縁するためのゴム手袋、絶縁靴で対応する。

人体に100ミリアンペア(0.1A)の電流が流れると死亡すると言われています。換気扇の電流は0.5A前後の電流を必要としています。この電流は換気扇を動かすための電流なので、直近までは子ブレーカーから流れてくる最大15Aは来ているとお考え下さい。

濡れた素手や濡れた素足と想定した場合、「電気さん私の体を流れて下さい」と言っているようなもんです。電気は金属に限らず木類でもわずかながら流れます。テスターで検証しました。電気は目に見えないので感電にはくれぐれもご注意下さい! 

 

皮膚の保護

穴が開いていないゴム手袋を使用する。ゴム手袋の裾を、折り返して使うと腕が濡れにくくなります。手袋の中が温かくなってきたり違和感を感じたら、すぐ手袋を外して漏れがないか確認をしましょう。強アルカリ洗剤は長時間の暴露で、手袋を脱ぐようにズルっと皮膚が剥がれます。

 

下記画像は手袋の裾を折り返した場合と折り返さない場合の画像

手袋の裾を折り返す

手袋の裾を折り返すことにより袖が濡れない

手袋の裾を折り返さない場合

手袋の裾を折り返さない場合、袖が濡れる

 

垂れてくる洗剤を折り返した部分が受け止めてくれます。折り返さない場合はそのまんま服の袖に垂れ流し状態です。

ただの水なら問題ないのですが、強アルカリ洗剤だと長時間皮膚に触れることで、皮膚に炎症が起こり化学熱傷となります。

※作業に夢中になっていると、じんわり来るのでなかなか気づきにくいです。違和感を感じた時は炎症が始まっているので、そうならぬよう気をつけましょう。

あと折り返した部分に洗剤が溜まるので、時々腕を下げて溜まった水を拭いたり出すことも忘れずに!

 

清掃順序

換気扇

換気扇フード内側は見える範囲で行い、フード外側、フィルター、シロッコファン、プロペラファン等、取り外せるものは外して清掃。フード下部の内側への折り返し部の油受けの清掃は、金属ベラより竹べらや割りばしの方がなじみが良いので私はそうしています。

ガスレンジ台

ガスレンジ台も汚れている場所です。油の固着もあるので、汚れがひどく必要であれば先に金属へらでこすり取って、金たわしなどで清掃します。清掃傷を心配される方もいると思いますが、汚れを残すほうがNGです。このへんは仕方ない事なので心配な場合は元受けさんに確認してください。まぁ、気にしなくともよいと思いますが。

 

補足説明

油汚れは落ちたとしてもガスレンジ台の天板はサビで穴が開く寸前や、黒サビなどで見た目がよろしくないと元受けさんが判断した場合、パネルを貼ったりしますので人による汚れを取ることに専念します。

流し台周りの化粧パネルやタイル→収納棚→ シンクへと進む。

(現場状況に応じて臨機応変に作業効率の良い順番を見つけて下さい)

 

※キッチンの場合、汚れがヒドイ場所は換気扇フード内です。この場合、大量の洗剤を用いて清掃しますので、どうしても汚水が下に落ちます。

一般的にフードの真下は、レンジ台ですので油汚れが多く洗剤が下に落ちても問題はありません。かえって落ちた洗剤で、レンジ台上の汚れや油が溶けて作業が楽になるので、何か特別な事情がない限り、養生の必要はないです。状況に応じて判断をして下さい。

 

レンジ台の油汚れがヒドイ場合は、フード作業の前に洗剤をスプレーしておくと、油が溶けてくれるので作業が楽になります。漬け置きと同じ理屈です。

名付けて、「油汚れは漬け置き先手必勝」としときますか(笑)

 

換気扇フード内側とレンジ台を、先にする理由は油汚れが一番ヒドイところの清掃を、同じ雑巾と同じ濃度の洗剤スプレーで終わらせるためと、電源を回復しキッチン室内を明るくしてから、次の作業に移るためです。

 

また、換気扇フード内側は、経年劣化で塗装が浮いてたり剥げていたりする場合があります。清掃する事により、一段と塗装剥がれがヒドクなる場合もありますが、こればかりは仕方ないので、油を取る事を優先して問題ないです。

まずは元請さんに確認し、慣れないうちの自己判断はやめましょう。

 

また電話で顔の見えない相手に、剥げても大丈夫かと何回も聞くと、禿げても大丈夫かと勘違いし気を害してしまい仕事がなくなるので、言葉は使いは慎重にしましょうw

 

下記画像は、割り箸を油受けに差し込んで使っています。

カッターナイフで斜めに切れば良いし、使用後は捨てても、再利用でもOK

換気扇フードの油受け部分の掃除

 

自作道具

油受け部分は、おおよそのサイズが決まっていますのでコーキング用のヘラや、プラスチックまたは割り箸などの傷つけにくい物を加工して油受けの溝にフィットするようなものを自作しておくと便利です。

 

金属などのヘラだとフィットしにくいので1回にこそぎ落とす量が少ないのと凹の内側隅っこに当たらないのでおすすめしません。

 

仕上った状態で、素手で触ってベタツキ感があるとクレームになります。換気扇フード内側は、経年劣化した塗装を点々と残しても、見た目が汚いので再塗装をするものとして、金たわしで全てこすり落とす場合も多々あります。

ですので塗装剥げに悩まないようして下さい。こればっかりは仕方がない!

 

フード外側はキレイな雑巾に変えて拭いたのちに乾いた雑巾で拭くと、拭き跡が残らずきれいに仕上がります。(特に黒っぽい色)

(換気扇のファンはまだ浸け置きしておきます)

 

収納棚の扉や内部、引き出しを掃除する。

収納棚は扉の前面裏面は元より、自在丁番や底板まで掃除します。

キッチン収納棚丁番の上下

※換気扇フードに使った雑巾は、油でベトベトなので換気扇用とし他では使わない。

 

戸は6面あると常に認識する

通常の生活清掃ではそこまで気にしないですが、お金を頂いて仕事とする場合は上下左右前後の6面を常に意識して掃除をして下さい。

 

流し台下の収納扉の下までチェックされる場合もあります。床から10センチもないので、寝転がっても見てるのか鏡で覗いているのでしょうかw 

 

名付けて、「田代覗き見チェックにご用心」とでもしておきましょうか(笑)

(しかし彼は懲りない人ですね)

 

ちょっとフザケてみましたが、現実的に水回り周辺のチェックは厳しいので、しっかり掃除して下さい。

 

換気扇フード、レンジ台、流し台周りの化粧パネルやタイル、収納棚、シンクの清掃が終わりましたら、キッチン室内は後回しにしてトイレ、浴室、洗面台へと移ります。

 

予備知識

シンク、ガス台天板、ガス台下の収納底板にはステンレスが使われている場合があります。ステンレスは目があり、目に沿って磨けば傷がつきにくいのですが目を横切るように擦ると、すぐ傷が付いてしまいます。

流し台に立って、左右の長手方向が目となっているようですので左右(←→)に対して上下(↑↓)に擦ると傷付きます。覚えておきましょう。

 

最近の賃貸物件の流し台に使われるステンレスは、薄く錆びやすく傷がつきやすい低品質のものが多いです。真新しい場合は、この辺も考慮しながら掃除する必要があります。

水汲みでシンク内にバケツ等を置く場合、下に雑巾を敷いておくと傷防止になります。

 

以上、清掃方法と気をつけるべき点を上げてみました。これらは本来、体験や失敗と言う経験を積み重ねて覚えて行くものです。中には取り返しの付かない事や、弁償問題に発展することもありますので説明させて頂きました。

まぁ、賃貸ではほとんどありませんが・・。

 

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ハウスクリーニング空室清掃の方法は、1~7のシリ-ズとなっております。
これから起業する方は参考にして下さい。
より良いものにして行くため随時、見直しや加筆修正、変更があります。

私たち業者は身体が資本です。健康面への配慮としまして、つい長々と書いてしまいますが、後悔先に立たずとも言います。2段脚立での落下による死亡は2段で低いので舐めがちがちです。ご自身のためにも家族のためにも、安全第一的思考をお願いします。

 

 

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